こんな風に、シチローが何かを思い付く時には、大抵ろくでもない事が起こるに決まっている。
「『地下鉄』の線路を走れば奴らのヘリも追っては来れないはずだ♪」
「やっぱり、ろくな事考えね~よ!」
荷台に居る全員が声を合わせて嘆いた。
「アイツ、地下鉄走ってて電車と鉢合わせになったらとか考えねぇのかな…?」
「とりあえず、ヘリから逃げる事しか考えてないんじゃ無いの?」
「誰か、何とか言ってやれよ……」
羽毛田とゆみが呆れていると、同じチャリパイの仲間である子豚がその前に立ち、胸を叩いて言った。
「任せて頂戴!私がシチローにきつく言ってやるわ!」
「おう!言ってやれ、言ってやれ!」
「こらあ~!シチロー~!
アンタ、『切符』どうすんのよ~!」
「・・・・・・・・」
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