「しつこい奴らだなぁ…どこか隠れる場所があればいいんだけど…」
まるでカースタントのような危険な走りを、このまま続けるのは、あまりにもリスクが高すぎる。
これでは、ヘリの銃弾にやられる前に対向車に衝突する方が早いのではないかと思う位だ。
「それなら、この先にトンネルが、あるけど」
運転手が地図を見ながら、交差点の先を指差すが……
「トンネルじゃ、出口で待ち伏せにあうだけだ…もっと長い…そうだ!」
ふいに何かを思い付いたらしいシチローは、ニヤリと口角を上げて、トンネルとは別方向へとハンドルを切り始めた。
「シチローが何か思いついたみたいだよ♪ティダ♪」
トラックの荷台の中では、シチローと運転手の会話をひろきと一緒に聞いていたてぃーだが不安そうに眉をひそめた。
「何かいやな予感がするわ…」
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