華桜学園



「俺も一応、総長してるんでなッ!!!」



バキィ!

「ぅ"…」



空いてる腕で、コイツの左頬をおもクソ殴ってやった。


俺の腕を掴んでいた手が、緩んだ隙と同時に走り出したが、時すでに遅しといった感じで、待ち伏せしていた相手にみぞおちを殴られた。



そこで、俺の意識は途切れた。


最後に見たのは、怪しげに笑う男の顔だった。