葵side 今日は待ちに待った晃とデートの日だ。 初めての女装に紅葉は戸惑っていたが、俺は女装を体験したことがあるので気にしなかった。 ちなみに女装初体験は、いつだったか覚えていない。 姉貴が俺の小さいときから、やらかすもんだから当たり前だ。 「あっ、晃」 デートの待ち合わせ場所まで行くと、晃と仁先輩がいた。 恥ずかしがっている紅葉を置いて、晃の元に走り寄る。 「葵、キスしたい」 会ってすぐに言われたので、顔が赤くなったのが分かった。