病室でギターなんて弾いて、案の定看護士さんに説教をくらった。 俺は病院の屋上に行き、タバコをふかした。街は相変わらず、騒がしく流れている。 乾いた風が目にしみて、また涙が出そうになる。 俺は何で今まで一人で、足踏みしてたんだろう。 一人じゃ、歌は歌えない。 一人じゃ、生きていけない。 こうして誰かに捧げるために歌は存在するんだと思った。 こうして誰かを大切に想うことで、初めて自分も輝くのだと。 そうだ。 こんな簡単なことだったんじゃないか。 .