カアッと、顔が赤くなった。



「もう…恥ずかしいよ!」



私は煉の頬をつねった。



「真っ赤だぞ」



煉はクククッと笑う。



煉の笑顔を見て、更に顔が熱くなった。



「もう、1回キスしたらもっと赤くなっかな?」



ニヤッと笑いながら、煉が唇を近づけてくる。



「ヤダよ!煉のばか!」



私はプイっと顔を背けた。



「姫南可愛いな」



「もう!」



私は煉の肩をたたいた。



「ったく…姫南、見てるこっちが恥ずかしいよ」



クスクス笑いながら皐月が近づいてくる。



「皐月!見てたの?」



「ばっちりね♪」



そう言ってニマニマ笑う。



「あー恥ずかしい!」



私は慌てて煉から離れた。