水に燃え立つ螢

流星は私の気持ちなど、お見通しのようだった。


深く追求もしなければ放置状態でもなく、何かを抱いていながら沈黙的な態度でいた。



ところが、流星は時任の話をした。

「いずれ分かることだから」

と言って。



「兄貴が戻って来てるんだ」


知っている。
時任が、もうこの街にいることは…


「あと2年が、早くなったらしい」



確かそうだった。
あと数年は戻って来ない筈だった。


「俺が守るから」


私を守るだけ、流星は傷つく。




『軽はずみ』
以外の何ものでもなかった時任との始まり。

関係。


後悔が沸騰する。





眼界は、もう其処まで来ていたんだ。