水に燃え立つ螢

「寒くないか?」


どれだけ夜景を見ていたのだろう。

真冬ではないが、長くいると冷えてくる。


「帰ろうか」




部屋に戻って、この夜、初めて流星は泊まった。


部屋の灯りを消し、暗さに目が慣れた頃、流星は私の身体に重なった。

階段でのキスを思い出す。

流星のキスは激しさが含まれていて、頭の芯がクラクラする。


指先に戸惑いはなく、私の身体を滑り落ちていく。


呼吸が乱れ始め、感情に飲まれそうになる。



「…凛」



流星が呼びかけた。



瞼を開いて流星を見つめる。


「離さないから覚悟してろよ」


声を出さずに頷いた。



長い長い愛撫の後、流星は私に入ってきた。



駄目だった。



もう、白い波は、そこにあった。

これが愛なんだと、身体で知った。


流星は私が果てるのを確認してから、自分の果てまでスパートをかける。


何も言葉を発さず終わった。


流星のSEXは、身体が溶ける程の快感を与えた。