水に燃え立つ螢

どう例えればいいんだろう…

流星の喜び方は尋常じゃなかった。

食べかけの焼きそばを一気に食べてしまい、私にも急かせて、余りにも遅いからと結局流星が食べてしまった。

テーブルの上から食器がなくなり、流星は洗い物までやった。


「凛!行くぞ!」


「何処に?」


マンションの下に停めてある、流星の車に乗り込んだ。


「何処行くの?」

「言ってやらねぇ」


夜の街、流星と駆け抜ける。


いつか行った夜景の場所だった。


二人で車を降りて、山の先まで歩く。



あの日とは違う二人。



あの日とは違う私。



「凛、好きだ」

「うん」

「うんって何だよ」

「……」

「言えよ」

「…私も好き」





恥ずかしくて流星を見てられない。照れ隠しに繋いだ手を、流星は力いっぱい握り返してきた。

そのまま引き寄せられて、キスをした。



「俺だけ見てろ」



流星の彼女になった夜。

やっと素直になれた、初めての夜。