水に燃え立つ螢

「俺、飲み物買って来た」

流星がコンビニの袋から、お茶やジュースを取り出し、テーブルに並べた。

「気が利くじゃん」

「まぁな」

「てか、何でいんだよ朝から…」

「聞くなって」


冗談っぽく笑う流星。


『ま、いーか…』

テーブルに並んだお茶を取り、気の済むまで飲んだ。


「寝れないのか?」

「寝れなかったの」

「薬が必要なくらい?」

「そう」

「添い寝してやるよ」

「いらねーよッ!!」



何だか楽しい。



心地良い。



「お前メシ食った?」

「食べてない…てか寝てたし」

「そか…何か食う?」

「起きたばっか…食べれないし」

「俺、腹減った」

「知らねーよ…馬鹿」



と言いつつ、買い置きのパンを流星の前に置いて座った。


「なん?いいの?」

「いるなら食べれば?」

「頂きます」


流星は、賞味期限切れ間近の惣菜パンを、嬉しそうに食べていた。



不思議な男。



だが、救われる。