ある日の帰り道。
ユカと別れて、電車の乗り換えの為、別のホームに移動していた。
通い慣れた駅…
この駅に集まった電車は、この駅から、四方八方に分かれていく。
駅の二階は、特産品売場にもなっていて、乗り換えを急ぐ人やお土産を買う人で、いつもそれなりに賑やかだ。
圧迫感というか、違和感に包まれたのは、いつもの階段を数段降りた時だった。
市内では悪いと言われる男子校の生徒、数十人が下り階段の中腹から、花道を作るように、両サイドに並んでいた。
それぞれが壁に凭れたり、座り込んだりして、誰が見ても気分の良い光景ではない。
『な…何してるの…?』
階段の途中で歩みを止めるわけにもいかず、家へ帰るには、このホームからの電車に乗るしかなく、やむを得ず男子校の花道を降りる。
男子たちの視線が、右からも左からも刺さる。
見られてると、自惚れなくても分かる。
平静を装い、この男子たちの前で醜態を晒さないよう、丁寧に、尚且つ、速度を上げながら階段を降りる。ようやく、花道を抜ける頃…
「凛さん…」
私の名前を呼ぶ声が…。
振り返ってみても、誰が言ったのか分からないくらい皆が私を見ている。
ふと我に返り、相手にしてられないと階段を降りきった。
「凛さん!」
また声がした。
もう、振り返らなかった。
背後から足音がしたが、電車は到着していて逃げるように電車に乗った。
『何なの…これ』
好意なのか、敵視してるのかサッパリ分からず、息を切らして乗った電車に、乗客の視線を感じながら必死に息を殺した。
これが、流星との出会いだった。
ユカと別れて、電車の乗り換えの為、別のホームに移動していた。
通い慣れた駅…
この駅に集まった電車は、この駅から、四方八方に分かれていく。
駅の二階は、特産品売場にもなっていて、乗り換えを急ぐ人やお土産を買う人で、いつもそれなりに賑やかだ。
圧迫感というか、違和感に包まれたのは、いつもの階段を数段降りた時だった。
市内では悪いと言われる男子校の生徒、数十人が下り階段の中腹から、花道を作るように、両サイドに並んでいた。
それぞれが壁に凭れたり、座り込んだりして、誰が見ても気分の良い光景ではない。
『な…何してるの…?』
階段の途中で歩みを止めるわけにもいかず、家へ帰るには、このホームからの電車に乗るしかなく、やむを得ず男子校の花道を降りる。
男子たちの視線が、右からも左からも刺さる。
見られてると、自惚れなくても分かる。
平静を装い、この男子たちの前で醜態を晒さないよう、丁寧に、尚且つ、速度を上げながら階段を降りる。ようやく、花道を抜ける頃…
「凛さん…」
私の名前を呼ぶ声が…。
振り返ってみても、誰が言ったのか分からないくらい皆が私を見ている。
ふと我に返り、相手にしてられないと階段を降りきった。
「凛さん!」
また声がした。
もう、振り返らなかった。
背後から足音がしたが、電車は到着していて逃げるように電車に乗った。
『何なの…これ』
好意なのか、敵視してるのかサッパリ分からず、息を切らして乗った電車に、乗客の視線を感じながら必死に息を殺した。
これが、流星との出会いだった。

