水に燃え立つ螢


入院と退院の比率。

入院生活が明らかに長くなり始めた。


最愛は毎日病室で、たわいない話をした。

どれだけ不安でいるのか…
顔を見ていたら、一人で泣いている様子が伺える。


「母さん!!退院したらね」

「母さん!!元気になったらね」


諦めない最愛。

貴女が、誰かと永遠の約束をする日まで、私が傍にいたかった。


貴女の幸せを、見届けたかった。




それももう…
叶わないこと…



貴女の母でいれて、私は本当に幸せでした。

どうか、これから先の人生に、貴女の幸せだけが輝いていますように…

流星と会い、
『一人じゃない』と強く生きてくれますように…



貴女も分かるでしょうが、
流星は、私が一生愛した人です。

貴女に誇れる父親です。

二人共が、私の宝です…



どうか
幸せになってください…


どうか
泣かないでください…




私なら、
二人の傍で。

永遠に…。



      -完-