水に燃え立つ螢


最愛が産まれてから、私の生活は最愛中心に動いた。

2ヶ月休職し、元の職場へと戻る。


私に母がいないという、そんな状況を気遣ってか、出産経験のある方は、私の子育てを支援してくれた。


夜中の突然の発熱時の応急処置の方法や、火傷を負った時のしてはいけないこと…

紙おむつより、布おむつだと縫ってくれた人さえいた。



私は、流星との幸せとは別の、また違う幸せを感じ、常に感謝で溢れていた。

生活は楽ではない。

産まれて間もない子供を預けて、仕事に向かう時だけ、私は罪悪感に潰されそうになる。


私の幸せなのか、

最愛の幸せなのか…


この道の先に、最愛の幸せはあるのか…

そんな不安が襲ったりもする。



最愛の為に
最愛が幸せになるなら


私は何の惜しみもなく、全てを捧げる覚悟はある。


選べなかった最愛への

選んだ私の責任だ。


私を『母親』だと受け入れる笑顔に、どれだけ救われ、どれだけ癒されただろう。



迷いなく
間違いなく

私の全てだ。