Another Episod by………




そのまま俺達は
ヴァリーフォージの目を避けながら
イセルナを探し続けた。
工作員は裏の通路を
熟知してる為に
同じ工作員達にですら
見つかる可能性は少ない。
当然神族達にも……。



可能性のありそうな所は
すべて探した。
でも手がかりは
何一つ掴めないままだった。
俺の勘が当たってれば
イセルナはイージスに……。



逃避行を始めて
一年後には戦は終わり、
ヴァリーフォージも解体された。
これで俺達も
身を隠さなくて済む。
イセルナ探しの障害もなくなった。



━━━━━━━
あれから何年間経っただろう?
あの頃と比べれば
だいぶ動きやすくはなったが、
ほとんどが廃墟と化した
この土地ではかなり
捜索は難航していた。
正直もう無理なんじゃないかと
諦めかけていた。
そんな中、
未開の地下研究施設の
確認をした。
当然今まで行った事のない
場所だった。
しかもありえない程に
地底奥深くに位置してた。



「こんなとこ
今まで見たことあるか?」
「ねぇな」
「今度こそドンピシャだと
いいんだけどな……」
「せめてイージスだけでも
居てくれたら
何かわかりそうなんだけどなー」



簡単に話してはいるが、
この場所へ行くのに
どれくらい時間がかかるか
わからない。
戦が終わった後の
文明が衰退したこの地で。
相当な覚悟がなくては
行ける様な場所ではない。
しかもリシャールの地下だ。


「でもなあゼファ。
食料とかなきゃ無理じゃね?
現地に辿り着くのに
どんだけ時間かかるんだ?」
「うまくいけば
往復で1年だな」
「………マジかよ……」