…………………。
…………………。
ドンドンドン!
…………………。
ピンポンピンポンピンポーン!
…………………。
「ゼファー!?
開ーけーてー!
ねぇー!
起ーきーてーッッ!!
起きてるー!?」
「……………。
うるっせぇなァー……」
帰って来た………。
寝起きでフラフラと玄関へ向かう。
覗き穴から外を見ると
困った顔でイセルナが立っている。
オイ。
そんな顔すんなよ。
その顔は反則だろ?
うん。
負けました。
合格。
ドア開けちゃう。
でもちょっと意地悪しちゃう。
「ごめんね起こして」
「………それから?」
「勝手に出てってごめんね?」
「………他にはッッ!?」
「???
勝手に遊びに行って
ごめんね?
ソファで寝させてごめんね?」
「ちがーうッッ!!」
「……ごめん…何?」
「………いきなり
寝ちゃってごめんね…だろ?」
「…………あ。
忘れてた………。
ってか、
覚えてない……」
「はぁー………。
でも、
1回外に出て
またここに帰って来て
良かったよ………」
良かった……
ホントに良かった。
帰って来てくれたよ!
ってか遊びに行ってたとか…。
なんなんだよ……。
「ゼファ。
怒らないの?」
「………ちゃんと
帰って来たから許す」
「変なの……」
「何が?」
「なんか調子狂う」
「だから何がだよ?」
「ゼファが優しいの
なんか気持ち悪い」
「……そんな不満かよ?」
「不満じゃないよ。
不満じゃないけど……」
「もぉいいよ。
めんどくせぇなー」


