Another Episod by………




返り討ち……か。
なんでわかった?
こいつにはなんでも
見透かされてるような気がする。
あぁ……ダメだ。
なんか一気に脱力感が…。
今だけでいいから
ちょっとだけ抱かせてくれ。
文句でもなんでも
言われてもいいから。
何言われてもいいように
一応かまえてはいたけど
イセルナはそのまま黙って
俺の腰に手をやった。
怪我人に気使ってんのか?
珍しい事もあるもんだ。
けどさっきまでの劣等感は消えて
気持ちが楽になった。



「まぁいいや。
明日は休みだし
このまま遊ぶかー!」
「え………?
怪我してんのに?
止めときなさいよ……」
「関係ねぇって!
どうだ?
お前も来るか??」



イセルナはしばらく悩んでいたが、
案外軽くノッてきた。
こいつも明日は休みらしい。
なんていいタイミングなんだ。



とは言うものの
真っ先にあいつが向かったのは
あの雑貨屋だ。
雑貨屋の店員と
友達になったらしい。
しかもなんだ。
あの変なエリート兵の
『お兄ちゃん』の彼女だと!?
それじゃここでまた
あの野郎の話ばっか
聞かされんのか!?
……おもんねぇ。
こんな女々しい自分も………
おもんねぇッッ!



無意識のうちに
ガンたれていた。



「なあ、
もう行かねぇ!?」
「えー?
わかったよ………
ごめんごめん」
「また来てね。
ゼファさん。
イセルナのこと
よろしく頼みましたよ!」
「あぁ……どうも」



よろしく頼まれた。
しかも俺の名前を知ってやがる。
別にいいけど………。
こいつもなんかベラベラ
しゃべってんじゃねーのか……?



なんとなくヤケクソになった。
とりあえず走り回って
はしゃいでみた。
任務が終わってすぐなのに
俺ってタフ。
でもただのバカだった。