Another Episod by………




「ゼファ指令室行くだろ?」
「あぁ。
痛てぇからな」
「じゃあ俺の報告書も
一緒に持ってってくんねぇ?」
「はッッ!?」
「俺、
これから遊びに行くんです」
「普通俺が手当て
してやろうか
ぐらいは言うだろッッ!?
このヤブ医者!」
「今日じゃなかったらいいよ!
じゃ、
よろしく頼む!」



あのバカ………。
最悪だ。
何が医科学養成所と
工作員の二足のわらじを履く
エリートだよ………。
ただの遊び人じゃねぇか!
報告書くらい自分で出せ!
俺は出さねぇからな………。
とりあえず消毒くらいは
しとかねぇと……。
気持ち悪い…。
ネズミだし……。
指令室へ入ると既に
誰も居なかった。
大嫌いなネズミに返り討ちを
食らったショックから立ち直れずに
止血しながら
しばらくボーッと窓の外を
眺めていた。



「怪我したの?」
「ん………?
お前も今戻ったのか?
嫌なとこ見られたな」
「嫌なとこは
いつも見てるから
気にしないし。
どれ?見せて?」
「お前ホント一言多いな」
「よく言われる」



いきなり後ろから
声をかけてきたのは
他でもない。
イセルナだ。
こいつも今任務終わったんだな。
ってか、
タイミング悪ッッ!
ダセェな俺。
イセルナは救護セットを持って
傍へ寄って来た。



「大丈夫?
珍しいんじゃない?
返り討ちだなんて……」
「あぁ……。
結構今回のは
ヤバかったなー………
って、
なんで返り討ちってわかった!?」
「なんとなく。
言ってみただけ。
まぁ無事ならいいけど。
死なない程度に
やってくださいな」
「心配してくれてんのか?」
「心配したらダメ?」
「いや?
全然嬉しいけどさ……」