Another Episod by………




風の噂で
あのうるさい女共が
イセルナに吠えてると聞いた。
俺の目に付かない様な場所で
やってたんだろう。
どうやらあいつそれは自分で
対処したらしいが……。
うかつだったな。
そこまでは考えてなかった。
でもなぜあいつ俺に
何も言わなかった?



「なんで一言も
言わなかったんだよ!?」
「なんで言う必要があるの?」
「だってそれは……
俺にも関係あることだろ?」
「でも、
もう終わったこと。
今は何もない。
だったらいいじゃん?」
「そーいう事じゃなくて!」
「じゃあ、
どーいう事??」
「心配なだけだ!」
「ふーん……」
「それだけか?」
「心配してくれて
ありがとう………って
言って欲しかった?」
「お前嫌な奴だな。」
「嫌な奴で結構です」



可愛くない奴だ。
でも黙らせてしまえば
その一瞬だけ
俺だけのモノになる。
俺だけしか知らない
俺だけのイセルナに……。
それが癖になっていた。



「……それは反則だよ…」
「誰がそんなルール決めた?」
「あたしが今決めた」
「ダメだ……
それは許さない…」



こいつにどんどん
溺れていく自分がわかる。
この瞬間は
誰にも奪われたくない…。
いつからだ?
こんな自分初めてだ。
気持ち悪いな。



結局自分のペースを
掴めないままだった。
何をするにも
口では絶対にあいつに
敵わない。
けどそれが今の自分には
一番の幸せなのか…?
幸せなんだろうな。
こんな事をし始めて
一体何年経った?
俺はホントにこのままでいいのか?