なんか変な男に
絡まれている。
あいつ任務に出てたんだろ?
今帰ってきたのか?
男はイセルナの腕を掴んで
何処かへ
連れて行こうとしていた。
「まだ終わって
ねーんだから邪魔すんなって!」
「……ッッ!」
「またお前かよ!」
「また?
どっかで会ったことあったか?」
「………チッ」
嫌がるイセルナを助けるのに
咄嗟に俺は
間に割って入っていた。
男はつまらなそうに
舌打ちをして去って行った。
ざまあみやがれ。
「なんで何も言い返さない?」
「めんどくさいから」
「今帰ってきたのか?」
「うん」
「最近多いよな。
……さっきみたいな奴」
「そーだね」
「めんどくねぇ?」
「それはあんたが一番
わかってるんじゃない?」
そーだな。
めんどくせぇ。
こいつは俺がうるさい女共に
絡まれてるの見てるからな。
わかるよな。
もしお互いに特定の
決まった相手が居たなら
そんな事はないのだろうか…?
そんな事を考えながら
エレベーターに乗り、
イセルナの行き先
指令室のある階のボタンを押した。


