「生前アンザックには
大変お世話になりました。
今の自分があるのは
彼の存在あっての事です」
「そうか………。
あいつも立派に
やっていたのだな……」
「で、
本件につきましては
ぜひお引き受け
させていただきたい」
「おぉ!
そうか!
それはこちらとしても有難い!
よろしく頼む」
「詳しい話は本部で……。
ゼファ、アレクト。
お前達も一緒に来てくれ」
「了解」
「はいはい。
絶対言うと思ったー」
「……ちょっと待ってくれ!」
「………?」
父さん達が歩き出してすぐに
異国おっさんが大声を上げて
お兄ちゃんに向けて
剣を抜いた。
お兄ちゃんも即座に剣を抜き、
おっさんの剣を受けた。
「さすが名剣の名を持つ男。
思った通りだ。
いい目をしている。
君は私について来るといい。
立派な騎士になれるだろう」
「……………ッッ!?」
気を抜く間もなく
今度はあたしに凄い早さで
剣を振りかざした。
「…………ッッ!」
「やはり暗器か。
上出来だ。
イセルナは私の期待を
裏切らなかったようだな。
父も君達を立派に育て上げたな。
2人共合格だ。
気が向いたらいつでも
私の元へ来るといい」
一瞬何があったか
わからなかった。
剣を受けた瞬間
強いプレッシャーが襲った。
両手に仕込んだ
暗器の存在も何故わかった?
「だがまだまだ幼く未熟だ。
調子に乗るなよ若者よ」
「「……………………」」
そう言い残すと
異国のおっさんは
シュライクさんの後をついて行った。
それと入れ換えに
父さんが、
「……ファルクス!
ライア!
2人共今日は家に居ろ。
俺が帰ったら話がある」
とだけ言ってった。
だいたい何の話だかは
わかっていた。


