Another Episod by………




「何やってんだ?
また喧嘩か?」
「よぉ軍人。
おっさんの喧嘩だ。
おもしれーぞ!」
「クレイトか。
あれなんとかなんないの?
異国の人間に喧嘩売ってる
おっさんが居るんだけど」
「…………自分の親じゃないか」
「それ今は禁句ね」



あたし達は、
もう少しおっさん達の
会話が聞こえる様に
もう少し人混みの中へ潜って
近づいてみた。



「なんだ。
お前ら我がハークネス一族を
知ってるのか!?
我が一族も
有名になったものだな!」
「いや、
たぶん俺達だけだよな?」
「うん。
そうだと思うよ」
「何?」
「この大陸じゃ
あんたら一族を知ってるのは
俺達だけだって言ったんだよ」
「そうなのか?
残念だ。
もしかして昔アンザックと
よっぽど仲が良かったとかか?」
「「…………!?
なんのことだ━━━━!ッッ?」」



それはこっちの台詞だ。
なんの話かさっぱりわからない。
そんなのより、
あたしがさっきから
気になってるのは
あの服なんだよ。



「お兄ちゃん」
「ん?」
「あの服うちの物置に
なかったっけ?」
「あるわけねーし。
あんな異国の服」
「気のせいか…………。
…………違うッッ!
気のせいじゃない!
お兄ちゃんの剣と
一緒にあった!」
「あ!
こら待て!
…………マジかよ…
勘弁してくれよ………」
「あ、バカ!
お前まで行くなよッッ!」



すみません。
無意識でした。
異国のおっさんの元へ走り寄り、
異国のおっさんの胸ぐらを
つかんで怒鳴り込んで
しまいました。



「おっさんッッ!」
「な………なんだ、
お前はッッ!?」
「ライア?」
「おっさん!
なんでうちの物置にある服と
同じ服着てんだよ!?」
「物置!?
知るかそんなの!」
「…………そーいえば…
あったかもな」
「おい!
クソ親父!
呑気なこと言ってねぇで
止めろよッッ!」
「あ!
ファルクスも居たのか!」
「居たのかじゃねぇだろ!
早く止めろよ!」