Another Episod by………




4年前。
イセルナは自分の命と引き換えに
娘ライアを残していった。
年を追うごとに
ライアはどんどん
イセルナに似ていった。
そして、
こんな風に時折
亡き母に話しかけるような
素振りを見せる。
もしかしたら本当に
ライアはいつもイセルナと共に
居るのかもしれない。
イセルナがそうであった様に
ライアも死者と対話する事が
できるのかもしれない。
単なる子供ならではの
霊感なのかもしれない。
転生する事のできないイセルナは
今でも俺達を見守っていて
くれてるのかもしれない。
真相はわからないが、
今でもこうして
いい意味で
ダラダラと生きていられるのも
イセルナのお蔭だと思う。
たぶん男2人の生活なら
どうしよもなくなってただろう。
子供でもしっかり者の
女の子は必要だ。
……なんて甘えてしまう俺は
ダメな父親だろうか?
いつもライアが
イセルナの事を口にする度に
俺は今でもまるで昨日の事の様に
イセルナとの生活を思い出す。
決して楽ではなかったが、
それが俺の幸せだった。
あいつが傍に居てくれるのが
幸せだった。
人間じゃなくてもいい。
時代を超え、
『アストライア』という女神の名を
与えられた魂は、
確かに俺にたくさんの幸せを運ぶ
偉大なる女神だった。



…END…