「アレクト」
「なんだよ。
会いに来てくれたのか?」
「バカか。
イセルナが便所から出てこない」
「また二日酔いかよ。
でも、
お前俺が寝てる時うちの便所
使いに来たよな?
長くねぇか?」
「よく知ってんな。
朝借りに来たよ。
あれからずっとだよ」
「ヤバくねぇ?」
「だから来たんだろ!」
うん。
そうだ。
だからアレクトのとこに
来たんじゃないか。
こいつはただのバカじゃ
ないんだよ。
こいつはヴァリーフォージ時代
工作員の仮面を被っていながら
事実上は医科学部に
所属してたからな。
工作員なんて
奴にとっちゃただの
サブカルチャーでしか
なかったんだよな。
今思えば。
まぁ、
困った時のお医者様だ。
「なんか変なもん
食ったんじゃねーの?」
「恐い事言うなよ。
それはマジでありえそうだから」
なんて、
本人に聞かれたら
ヤバそうな話をしながら
俺の部屋へ向かった。
部屋のドアを開けるなり、
アレクトは大声で………


