Another Episod by………




イセルナが戻ってきて数ヶ月。
あいつは最近
繁華街跡地で何かを
やっているらしい。
自称『葬儀屋』


かつて神々が
地上から離れて行く際に
排泄物の様に残して行った疫病。
戦の後に次から次へと
謎の疫病での死者が出た。
もちろん今も。
前程ではないが。
その遺体の処理すら
伝染を恐れ人々は
やろうとはしなかった。
裏路地にはその疫病で
苦しむ人間が点々としていて、
また1人。
また1人と毎日死んでいく。
イセルナはそんな死者を見つけては
花を手向け手を合わせ、
彼等の次への道を作る為
葬送した。


イセルナ曰く、
この大陸中転生できない魂で
溢れ返っていると言う。
戦死者、
病死者、
いずれにしても
何かに縛られ、
転生できないと言う。
イセルナにはこの様な
さ迷う魂達を見る事が出来、
対話する事が出来るのだ。
それは恐らく、
以前読んだイージスの資料に
記されていた
2000年前の魂『アストライア』の
名残りなのだろう……。
そして、
対神族用兵器として
備わった機能の1つなのだろう。



そんな毎日を送っていた
ある朝にそれは起こった。