Another Episod by………




「それで3年?」
「そう、それで3年」



…………………。
やった事は
いじらしいと言えば
いじらしいが、
結果的には
アホらしいな……。



「何よりもオトメちゃんが
恐かった………」
「オトメちゃんッッ!?」
「オズワルド・トール=メイラント。
名前の頭文字を全部取って
オトメちゃん。
………これオカマなんだけどさ…
あまりにも強烈すぎて……」
「オカマでオトメちゃんて……」



まぁ、
オトメちゃんはどーでもいいが…
そりゃ俺だって素人じゃない。
どんだけキツイ
訓練受けたかくらい
体見りゃわかるからな…。
明らかあの当時の
サボリ放題食い放題の頃とは
全然違うし。
でも俺今の方が好き。



そんな事よりも
右肩の傷痕
左脇腹の傷痕
背中から鳩尾に貫通する傷痕
こっちの方がよっぽど気になる。
俺の知らない傷。
イセルナの命を奪った傷。
そして心臓を移植した時の
左胸の傷痕。
こんな傷だらけにされて……



「………許さねぇ」
「え?何が?」
「……なんでもねぇよ」
「なんでもねぇわけ
ないじゃん?」
「うるせぇな!」



まったく………。
のん気なもんだ。
でもホント元気で良かった…。
まだ夢を見てんじゃねぇかって
疑ってしまう。