恋愛中毒〜カレは先輩〜



次の日あたしは西校舎の3階まで走った



生徒会室の前のドアでとまる



軽くリボンをなおし髪型を整えていつものようにはいった



『ノックもなしにはいってくるな』



先輩はなにかの資料を読みながらあたしのほうをみないで言う



「先輩はあたしってわかってたんですか?」



『あぁ。当然だ。こんな時間にドタバタ走ってやってくるのなんかキミしかいないからな』




でもそうやって覚えてくれてることが嬉しすぎて心の中がほんのりとあったかくなった




「そんなことよりですね!」



『そんなことってキミがたずねてきたんだろ?』


先輩は冷静な口調で言った