「私、今日で学校辞めます」



クラスがいっせいにうるさくなった。



「なんで?」

「なんで、柚樹が学校辞めるの?もしかして隼人君のことと関係あるとか?」



私はしばらく黙っていた。



そしてようやく決心がついた。



「私・・・・隼人と付き合っています」




そしてまたクラスがうるさくなった。




「なんで柚樹ちゃんが隼人君と付き合ってるの?
応援してくれるって言ったよね?
嘘だったんだ・・・。最低・・・・。」



こう隼人の事が女の子に言われた。




「そういうわけじゃなくて・・・。」



するとその女の子が泣き出した。



「最低・・・。最低・・・。」



しばらく黙っていると、他の女の子が


「なんで柚樹ちゃんが学校辞めるの?
隼人君と付き合ってるのが関係あるの?」

「それは・・・。言えない・・・」

「なんで言えないの?」

「・・・・。」

「そっか。わかった。」

「ごめん・・・。じゃあ・・・」


そして私は教室を出た。