そしてようやく・・・



「村井君。村井隼人君」

「やっと呼ばれた・・」




「えっと。。。診察の結果ですが・・・」



なんか嫌な予感がした。


先生の顔の表情がおかしい。



「検査した結果、血液に異常が見られました。」

「異常って?」

「・・・・。」

「なんですか?」

「・・・白血病です」



その言葉を聞いた瞬間、僕は頭の中が真っ白になった。



そんな・・・僕が・・・


・・・白血病・・・・?



「白血病ですか!?」


お母さんもそうとう驚いている。



そりゃ、そうだよな。


白血病だもん・・・・。



「はい。」



僕とお母さんは驚きのあまり声が出ない状態だ。



お母さんは涙を流しながら、


「なんで隼人が??ねぇ、なんで!?」

「お母さんやめなよ。」



僕は頭が混乱していたが、お母さんを落ち着かせた。