次の日・


いつも通り美樹との待ち合わせ場所に向かった。

「柚樹ー!!」

「あっ。美樹!」

「昨日のデートどうだった??」

「・・・。」

「ダメだったの?」

「ダメじゃなかったけど・・・。」

「じゃなんでそんなにテンション低いの?」


私は歩きながら話した。


「昨日映画見に行ったんだけど、その帰りに不良軍団に絡まれて隼人君殴られて怪我しちゃったんだ・・・。」

「えっ!?そんなに重症!?」

「そんなにって訳じゃないよ。でもなんか申し訳なくて・・・」

「大丈夫だよ!!隼人君優しいから怒ってないって!」

「うーん・・。でも多分今日ばんそうこうしてくるよ」

「気にしなきゃいいって!!」

「うん」


そんなことを考えながらも学校についてしまった。


教室にはいるとやっぱり隼人君は女子に囲まれていた。


やっぱりあの傷の事を話していた。


「隼人君その傷どうしたの!?」

「あぁ・・・。ちょっと転んじゃってさ」

「転んだだけでそんな傷になるの!?」

「なっちゃったんだ(笑」

「そっかぁ!気をつけてね!!」

「うん。ありがと!」