伽羅子

運よく、倉庫に向かうまでの間、誰とも遭遇する事はなかった。

…今俺は、どんな顔をしているだろうか。

女生徒を強姦しようとして、誤って殺害してしまい、更にその死体を遺棄しようとしている。

罪を罪で上塗りしようとしている。

だがそれが何だ。

こんな事で、俺の人生を台無しにしてたまるか。

この学校に、理解ある若手教師の顔で居座り続ければ、俺は幾らでも若い女生徒達を貪る事ができるんだ。

こんな一度の失敗で、このポジションをむざむざ失ってたまるか…!