キミのヤキモチ



「おぉ!すげー亮!」



ピンクの星を背負ってる猫のキャラクター。

ユウがこれのシールをノートに貼ってたとこだって見たことがある。

でも…



「ほら、やるよ」

「え!?私に???」



今オレの彼女は詩織で。

そう決めたのはオレで。



「…あ、ありがと」

「…………」



詩織の隣でうつむくユウに、オレはどうすればいいかわからなくなってた。

受け取る詩織だってぎこちない。

当然だ。だってこれはただのゲームなんだから。

オレが好きなのはユウで、詩織は別にオレのことなんか好きじゃなくて。




「良かったね、詩織ちゃん」




ユウ…