「ユウ、あのさ…、さっきのあいつ。なんかユウに言ってたみたいだけど」
「うん。オレに相談するより、直接亮くんに伝えた方が早く解決するんじゃないかって」
「あ、そっか。そうかそうか。…………」
「……?」
もう鼻まで触れる近さ。
今ならいけそう。
でもやっぱり、この先に進むのはまだ早いよな〜
って、この距離と雰囲気にドキドキしてんのオレだけ?
なんかユウってば普通なんだけど。
まさかこいつも鈍感…
「あー…、ユウはさ、詩織とオレが付き合ったことに少しも疑いなかったの?」
ってかオレ勇気出たはずなのに、若干逃げ入ってんな。
「うーん…。私、詩織ちゃんはタケルくんが好きなんだと思ってたから」
「「えぇっ!!」」
はっ!?
この声、タケルと詩織!
後ろにあった塀の陰に、コソコソ隠れようとする二人の後ろ姿。
やべぇやべぇ/汗
ここでキスしなくて良かった…
「お前らなぁ!」
「わーーーっ」
必死に逃げて行ったけど、明日は覚悟してろよ。
でも、ユウのいきなりの発言で、結構あいつらも今からパニックだな。

