「好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好き…だ…す……き…ぃ」
「……亮、くん…」
「…はぁ、はぁ……っ、今まで…ずっと言えなかった分。それとこれは…今の分な」
「ぇっ…」
冬がそこまで来てる冷たい空気に、ふんわりユウの髪の香りが入り込む。
ぐっと抱きしめる柔らかな感覚は、今まで冗談で触れてた時とは比べものにならないくらい繊細に伝わってきて。
あんなに平気だったはずなんだけど、ユウを抱きしめるだけでなんで今更こんなにドキドキするのか。
やっぱりあれか。誤魔化してた気持ち全部伝えたら、もう隠せるとこなんて残ってないから…
「ユウ、オレユウが大好きだ。だから…、オレだけの大事な彼女になって」
「ぇ〜…だって、詩織ちゃん…」
「あれは全部嘘だから!なんとなくわかってたと思うけど、オレずっとユウのことしか見てなかったし」
「じゃあなんで…」
「え!いや、なんでって……」
恥ずかしさの熱は、周りの温度を変えてしまうくらい二人の距離を近づけた。
「だから…、ユウが不安そうにするとこ見たかったっていうか」
「そんなの…好きだったら不安になるよぉ」
「え…あ…、そうだよな。えっと、やっぱりオレのこと好きでいてくれてたんだよ…な?」
「うん。いっぱいヤキモチやいちゃうくらい」
そしてキミのヤキモチは、度胸無しだったオレに、ささやかな勇気をくれる。
「ユウ…」
「ん…?」
両手で包んだ、いつも赤くなってるユウの頬。
もうくっついてしまいそうな、二人の額。

