キミのヤキモチ



大好きで、大好きで。

ユウの感じること、考えてること、全部知ってたかった。

だから




「亮くん、どうしよう…」


課外授業で捨てられた仔犬を見つけて、ユウが絶対放っておけないってオレのとこに来て泣いた時

ユウがオレを頼ってくれるようになったのなんて、つい最近のことだけど

オレはそれがめちゃくちゃ嬉しくて、飼ってくれるっていう人を一生懸命になって捜した。

雨が降って、巻き込んだタケルも詩織も、もちろんオレとユウもずぶ濡れになって。



「飼ってくれるんですか?良かった〜…」



やっと見つけた若い夫婦の家、しっぽを振った仔犬に笑顔で手を振った。

そしてその後に、ユウはオレの濡れた髪を花柄のハンカチで拭いたんだ。



「ありがとう、亮くん」



胸から腹の底までが、きゅーっとなる気持ちを感じて。

勝手に動き出す、オレの全部。



「良かったな、ユウ」



どさくさに紛れて、軽く抱き寄せたら

その時見せたユウの驚く仕草にも、またドキドキ惹かれて。



「ちょっと亮!ユウに気安く触んないでよ!」

「いいんだよっ」



堂々と態度で見せれば、伝えなくたって構わないんだと決めつけてた。

ユウがいつでも、オレの近くにいるってことが変わらないならそれでいいはずだって。





「ユウ!」