うん……間違ってない。
普通に考えたら、ユウの態度におかしなとこなんてない。
友達なんだから、朝会えば挨拶して、それから教室に行って。
とくに話す用事もなければ、そのままお互い自分の席に座って。
「なぁ…。あの後とか日曜日とか、ユウとなんか連絡してないの?」
「え?なに?ボソボソ言ってもわかんないんだけど」
「っ…くそ」
ムカつく!
オレが気にしてるのをわかってて、わざとそういう態度を見せる詩織。
素直じゃないオレも、悪いのかもしれないけど。
授業が始まって、オレはいつもみたいにユウの後ろ姿を眺めてる。
ユウには気付かれないように、それでもたくさんの想いを込めて。
なんか、オレの方が乙女っぽいよな。
こうやって頬づえつきながら、ユウが振り向かないかなって心の中で繰り返しててさ。
全然関係ないことでもいいから、話してきてくれないかな。
「口なんかとがらせて。拗ねてる子供みたいだよ」
「あぁ!?そ、そんなことねーよ」
詩織に聞きたいことは山ほどある。でもこの態度がムカついて言いだせない。
ユウはどれくらいショック受けてた?
オレとのこと、なんか言ってた?
そもそもオレのこと
ちゃんと好きだった…?

