キミのヤキモチ



月曜日。

オレは真っ先に謝ろうと、自転車小屋でユウが来るのを待ってた。

休みの間、直接呼び出そうとも思ったけど、実はオレとユウは、学校以外で二人で会ったことなんてなくて。

ちょっと考えたら、なんかめちゃくちゃドキドキしてきて無理だった/汗。



ただ一方的に可愛い可愛いって想い続けて、もちろんユウもオレを好きなはずだって思ってて。

でも、だからっていざ本当に好きなんだとか、二人きりになるってことを意識すると、どういうわけか胸が苦しくなる緊張感に襲われたんだ。

オレってもしかして、ただの度胸無しでユウと友達関係を続けてたのか?

付き合うとか、彼女だとか、そういうこと考えるとオレの方がぎこちなくなるから…



「亮くん」

「え、おぉ!おお…おはよう、ユウ」

「おはよー」



どっきん、どっきん!

変なこと考えてたせいで、ユウを見ただけで動揺した。

相変わらず冷たい風で頬を赤くして、マフラーから少しだけ出た口元が可愛いんだ。



って、あれっ…?



ユウは笑顔でオレに挨拶したかと思うと、そのまま一人で玄関へと歩いて行った。

今までなら、偶然会ったら絶対一緒に教室まで行ってたし。

そうじゃなくても、先週のことがあったからもっと態度が落ち込んでてもおかしくないっていうか…



「ユ…ゥ……?」