そして、昼休み

あまりの教室の居心地の悪さに不本意だけど屋上に向かった


はぁ―やっぱり麻理子がいないと上手く話せないし疲れるや



それに、だいたいの話は浅野君についての話題


今の私には耳がいたいよ。



―ガチャン


屋上の扉をあけると、何処までも青い空が広がっていた



「―紗裕・・・」

静かに響いた声


直ぐにわかったよ。

浅野君だ。