いい笑顔―・・・
いっつも麻理子に作り笑顔やめなって言われてたか自分が心から笑った顔なんて想像できないや
「だからさ!浅野君なら紗裕の過去もひっくるめて受け入れてくれる気がするんだ。」
「麻理子―・・・
ありがとう麻理子。だけど、私には無理だよ」
麻理子が私のこと心配してくれてる気持ち凄く分かるよ?
でも、でもね私は過去を話す勇気なんて持ってないんだ
「ごめんね」
「何で謝るのよ!別に紗裕が嫌ならいいんだよ?私が勝手に早とちりしたんだし!
ほら!バイト行かないと遅れちゃうんじゃない?」
「本当だ。ありがとう!じゃあ、またね!」


