初恋ドロップ



「―・・紗裕」

「なに?」


はじめの方は名前で呼ぶたびに怒ってたけど今はもう普通になってしまった


本当に慣れって怖いな



「お前のカフェのバイトってそんなに忙しいの?」

いきなりの浅野君の質問に少し焦った

居酒屋って言うとなんかややこしそうだからカフェということで通してる


「うん。ほらバイトの人数少ないからさ!人手不足なんだよ


でも、どうして?」


もしかして、バレたとかじゃないよね?


内心ドキドキしながら浅野君に聞いてみた



「ん?いや別に―

お前いっつも授業中眠そうだからさ」


バレてない!!


「―ああ―・・確かに一時間め結構寝ちゃってるよね?

あっ!もう昼休み終わるよ!掃除行かないとね」

と軽く強引に話を終わらせて掃除に向かった