ガタンッッ!!!!!


『ゴツン』

鈍い音が教室に響き渡った。


「ッッ///

痛いだろ―がっ!!」



「え―――・・・」



「紗裕ったら寝ぼけてるの―っ?!」


「あ―・・れ・・?」



状況をつかむのに少し時間がかかった。

顔を歪めて怒ってる私の一つ前の座席の彼


クスクスと笑ってるクラスのみんな。


―やっと状況をつかめた。


「夢か―――」