「・・なんなんよ・・・一体
この偽善者っ!!」


偽善者か・・・

そうかもしれない。
でも、これ以外にいくら考えたって答えは見つからなかったから。


「それじゃあ、私が言いたかったのはこれだけ・・・」



「紗裕っ!

好きで、仕方なかった・・・
どうしてっ一緒に・・・いたくて

気持ち押さえれんくてぇ

っ!ごめん!ごめんなさい・・・」


屋上に流花の泣き声が響いた・・・


きっと私達はまだ子供


恋だの愛だの語れる
はずがない・・・


でも、経験は成長に繋がる。

だから、私達は動けるんだよね?


そう信じたい・・・