初恋ドロップ



「そうだね。置いてきぼりになっちゃった・・・」


静かに呟いた。


「へへっ一緒だね!ゆきもね~お留守番なんだあ」

そう笑うゆきちゃんの笑顔は自然な笑顔だった。

「寂しくないの?」



質問を投げかけて後悔した。

寂しくないはずがないのに・・・
自分が一番知ってるはずなのに・・・



「ゆきは大丈夫だよ!みんなが一緒だからっ
でも、ママが心配なの・・・
パパがいないからママきっと一人ぼっちだから・・・元気だといいなあ・・・」


ゆきちゃんの言葉が心に染み込んだ。