―ズキン 音をたてるように胸に刺さるその声が痛い。 私のバカ。 いちいち傷つくな・・・ バシっ! 「―っいたあ」 「紗裕!今日飯食いにいくで!」 礼の激しい突っ込みに頭がくらっとした。 だけど、内心ホッとして救われた気がした。 だけど、やっぱり 目が自然とあなたを 追っていく。 あなたの声がすると 心臓が跳ねるの。 過去なんて携帯に入っているデータみたいにボタンひとつで削除できたらいいのに。