ピピピピ―♪


「あ~ぅ・・うるさいっ」

アラームの音で不甲斐な目覚めを迎えた。



また、同じ朝がきた。
誰もいない家とクリーム色の天井からはじまる朝。



ピンポーン、ピンポーン


アラームの次はインターホン


真理子だ・・・



「紗裕~!!学校行くわよ!」



このところ毎日、真理子が家まで迎えに来る。


きっと私が落ち込んでいると思ってるから。


まあ、実際かなり沈んでるんだけど・・・