雨が上がり、夕日が公園をオレンジ色に光らせた。
雨の冷たさも、濡れた服で冷える体の凍えさえどうでもよかった。
なんにも感じなかった。
ギーコー、ギーコー
規則正しいブランコの音が静まりかえっている公園に響いた。
ブランコに座り上下する同じ景色を永遠に見つめた。
「―・・紗裕ッ、帰るで」
突然の呼び掛けにうつ向けていた顔を上げると礼が息を切らしながら立っていた。
「駿が来るから待ってる」
「あいつは来んで。
―・・分かってんやろ?!」
「駿は来るよ・・・だって
だって約束したもん・・・
クリスマスにっ遊ぼぅって!約束したんだからぁっ!」
我慢していた涙が頬を伝う。
「紗裕・・・もういい。もうお前が傷ついてんの、見たくないねん・・・」
止めどなく溢れる涙と
礼の私を抱き締める力の強さと表情で
私の絶望が現実となった
from 紗裕
Re:
――――――
別れよう。
流花と付き合う。
ごめん。
――――――


