「―うんっバイバイ・・・」
去っていく親子の背中にしばらく手を振った。
女の子のお母さんの背中がとても温かく見えた。
女の子が羨ましかった。
その反面
そんな自分が凄く嫌だった。
「はぁー・・」
大きなため息をつき、地面と睨めっこ。
「―・・ん?」
不意に感じた冷たさに空を見上げた。
「―・・嘘、雨だ」
あんなに晴れてたのに~
傘なんて持ってないよぉ!
「本当についてないなぁ―・・」
駿、遅いなぁ―大丈夫かな・・・
既に待ち合わせの時間から1時間を過ぎていた。
だんだん激しくなる雨に公園にいた親子や子供たちは次々に帰って行った。
~♪~♪
携帯のメールの受信音。
サブ画面に表示される駿の名前に急いで携帯を開いた。


