季節は冬。
北風が体に染みる季節がやってきた。
「あ゛~めっちゃ寒っ
なんやねん!この寒さ!
てか、暖房きいてないんちゃうか!?」
教室の壁についてる暖房のリモコンが壊れそうなくらいの勢いで温度を上げるボタンを押す礼。
「ちょい~市原君!
そんなんしたら壊れるやん!」
流花が礼の頭を教科書で軽く叩くと教室から笑いが立ち上がる。
私もみんなと同じように笑う。
「ったく!市原君は乱暴なんよ!
さっ!紗裕、ご飯行こう」
なんにも変わらない毎日
変わったことがあるとすれば、お昼休みの過ごし方。
「あ~浅野君と高瀬君早いやんっ」
屋上で昼休み
流花と彰君を加えての。
今日はゆきなちゃんと咲ちゃんもいる。
「お前らが遅いんだろ―が」
眉を歪めながら先に焼きそばパンを食べている駿。


