朝、目が覚める。 また、誰もいないこの部屋から一日が始まる。 ―私はきっと思ってたんだ お母さんに会えば、こんな毎日が変わるんじゃないかって・・・ 多分お母さんに会うことは私にとって最後の『賭け』のようなものだった ―今の自分と決別できる 学校へ着き、三階の教室へ向かう。 窓側の一番後ろから二番の席で流花とお喋り。 昼休みは駿と屋上。 こんな、いつもの日常が始まると思っていた。