私はその後


詳しい話を聞くために礼と一緒に養護施設せ向かった。


当然、話の内容を飲み込めてない駿を残して


駿には全部話してある
流花に説明を頼んだ




この時の私は
何も見えていなかった


自分の過去の真実も


駿の気持ちも


礼の気持ちも


流花の気持ちも



自分のことでいっぱいで

本当に大切なもの


なんにも分かってなかったね



もうすぐ6月半ば

また

あの季節がやってくる



雨が降りそうな雲が

私たちを見つめていた