普通電車で約3時間。


ヒロの住む街の駅に着いた。


一度車を取ってから、賢治の家に向かった。



賢治の家には既に朱美はもちろん優実や大介も揃っていた。


大介は優実に好意を寄せていて、周りも大介に協力的だった。


優実はまさに“清純派 という言葉がピッタリな子だ。


性格もそのまま。


好きでもない大介と付き合う気はなさそうだった。